『星に願いを』

冷たい風が 特別に思えて

きらめくひかりが 僕らを照らすよ

今日はどこに行こうか どこで食べようか

ごまかすように 笑ってしまうよ

 

迎えのベルが 鳴るその時まで

一緒に一緒に長くいよう

言葉に詰まる 僕を許して

いまだけ魔法をかけて

 

マフラーで見え隠れする 君の笑顔が

どうも 胸を締めつけるようで

さわれる程に 近すぎる この星空も

夢と 思ってしまうよ

時がゆっくり止まる...ように

願ってしまうよ

 

たにんの不幸を願ったことはあるかい

今だけはそうさ 願ってしまうよ

なんで僕達だけが こんな思いをしなきゃ

いけないんだろう 笑ってしまうよ

 

迎えのベルを 迎えた僕らは

ゆっくりゆっくり 手をはなすよ

自分勝手な たくさんの言葉を

胸に押し込めて 不器用に手を振るよ

 

星に願ってしまったら...

 

かすかに聞こえた 震える小さな声が

どうも 耳に残るようで

見上げて気付いた まばゆい青い光を

星空と間違えていたようで

時がゆっくり戻る ことはないよでも

子供のように

大人のように

神様のように

願ってしまうよ